外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

最終更新 : 2024.01.29

外壁塗装の工程もいろいろあります。きれいに仕上げるために大事なポイントもたくさんありますが、中でも下地処理が大切です。下地処理で手を抜けば、それだけで仕上がり、耐久性が落ちます。

外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

ですが、下地処理は仕上げまでの一工程であり、なかなか目にできません。だからこそ、信頼できる施工業者を選ぶの必要があります。信頼できない施工業者は、下地処理が甘いかもしれないと思ってもいいでしょう。

今回は下地処理はどんなことをするのか、どうして重要なのかをお伝えします。施工業者を選ぶための大事なポイントにもつながりますので、覚えておいてください。

下地処理の重要性

下地処理はなぜ重要なのでしょうか。最終的に見えなくなる下地処理だからこそ、重要な意味が出てきます。

下地処理とはなにか

下地処理とは、外壁塗装面の塗装前の状態の処理を指します。いうなれば、施工面に準備としてすることはいろいろな方法がありますが、すべて下地処理だと思って間違いありません。

下地処理の大きな目的は、塗装をしっかりと付着させるとともに、仕上がりの状態を高めることにあります。どんなに高級で高性能の塗料を使おうとも、下地処理が甘ければ、性能を発揮できません。それどころか塗料が剥がれ落ちる原因にもなるのです。

下地処理の役割

下地処理の役割を考えてみましょう。一番最初に塗装面におこなう施工として、汚れを落とし平滑な面を作り出します。このあと中塗りや上塗りを施していきますが、下地がしっかりとしていなければ、当然次の工程が影響を受けるのです。

逆にいえば高いレベルの仕上がりを目指すなら、下地処理がどのように働くかを考えなければいけません。下地処理とは最終的に隠れますが、中塗りや上塗りを支える重要な役割を持つのです。

下地処理が必要な理由

外壁塗装に使われる塗料は接着剤と似たような機能を持っています。厳密には違いがありますが、基本的な部分は接着剤と変わりません。

外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

外壁塗装は大きく分けて下塗り中塗り上塗りの3層からなります。この下塗りの段階を支えているのが下地処理です。

各塗装はそれぞれ接着するように施工します。各層が接着しなければ、剥離して剥がれ落ちるからです。これでは外壁塗装の役割として意味がなくなります。逆にいえば剥離する時期が遅くなればなるほど、外壁塗装としては寿命が長くなるともいえるのです。

施工面と塗装面を支える下地処理がしっかりしていなければ、どんなにきれいな塗装を施しても剥がれ落ちます。施工面に対して異物がついていたらどうでしょうか。接着剤の下に別のものがついていれば、くっつかずに剥がれ落ちますよね。つまり、景観に影響を与えるだけではなく、外壁塗装としての耐久性や寿命にも影響するのです。

下地処理が甘くなれば、どんなに優れた塗料の性能も意味をなしません。仮に塗料自体は15年持つものを選んでも、下地処理の甘さで密着せず数年で劣化する可能性が出てきます。

外壁塗装の質としても、下地処理のレベルの高さが影響するのです。優れた施工会社は下地処理の重要性を知り、徹底して施工するでしょう。外壁塗装の寿命を伸ばすこととなり、マイホームとしても影響が出るのです。

外壁塗装前の下地処理の施工方法

外壁塗装の下地処理は、施工面の条件によって違います。どのような状態なのか、素材も含めて施工方法を考えなければいけません。

塗装面の整え方の基本

下地処理は、まず塗装面を整えます。外壁塗装する外壁を見ると、既存の塗料がはがれてきている場所、なにかがぶつかり跡がついていることもあるでしょう。ダメージを受けてボロボロになることも珍しくないからです。

脆弱な面を取り除き整えるのが第一段階です。脆弱な面を残せば、そのあとの塗装が一緒に剥がれ落ちる可能性が出てきます。最初にはがしておけば、このような問題も起こりません。

塗装の仕上がりに影響しそうなことは、すべて取り除き直すのが下地処理です。だからこそ、徹底的な処理が求められます。

高圧洗浄

汚れが付いていると、塗料の付着力が落ちます。塗装面の寿命も落ちることから、必ず落とさなければいけません。汚れの落としかたもいくつかありますが、まずは全体をきれいにする高圧洗浄を使います。

高圧洗浄とは、水を使って施工面の汚れを圧力で洗い流す方法です。高圧の水やお湯を吹き付けて汚れの付着力を落とします。単純ですが効果的な方法です。高圧洗浄というと、水道水を使う方法が有名ですが、中には寒冷地でも便利なボイラー内蔵型もあり、お湯を使った方法もあります。

高圧洗浄機の問題は、健全な部分も削り取る可能性があること、水が飛散することが挙げられます。ほかにも乾燥するまで施工できないなどがありますが、外壁塗装では効率がいいことから使われるようになりました。

汚れの落とし方と劣化部分の補修方法

高圧洗浄後には、汚れが落ちて本来の施工面が見えてきます。ここでわかるのが劣化です。塗装面が劣化し、剥がれ落ちている部分などがはっきりとわかるでしょう。このような部分を脆弱な部分と呼びます。

外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

脆弱な部分はそのまま残すと、あとから剥がれ落ちるかもしれません。これは塗装だけでなく、外壁本体にもいえます。たとえばひびが入り、割れて落ちそうな部分があったとしましょう。きれいに塗装しても、あとから壊れてはがれるかもしれませんよね。わかっているなら、下地処理して健全な状態にしなければいけません。

塗装の弱い部分を落とすことを「ケレン掛けする」ともいいます。簡単にいえば、ヘラのようなものを使ってはがしてしまえばいいわけです。塗装し直すのですから、弱い部分は必要ありません。外壁も下地処理として補修すれば、これから先も健全な状態を作れるわけです。

サビ落としと補修

高圧洗浄後には、サビている部分もはっきりします。あとがついて残っていることもあるでしょう。サビも塗装の障害になります。

サビの上から塗装すると、一緒に剥がれ落ちる可能性があるでしょう。サビている状態は、金属が酸化して膨張している状態でもあるため、あとから膨らんでくることもあります。どちらにしても、下地処理で落とせばこのような心配はいりません。

サビを落としたあとは、サビ止めを塗布して再び錆びないようにします。金属が侵食されているなら補修も必要でしょう。外壁材や付帯物にあった補修方法を考えなければいけません。

ひび割れ補修

外壁材にひび割れが見つかる場合もあります。現在の外壁材の主流は窯業系サイディングです。セメント系の外壁材でもあり、衝撃などの力を受けてひび割れする場合があります。長年振動を受けて破損しているケースも珍しくありません。

外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

ひび割れにもいろいろな種類がありますが、下地処理として補修します。ポイントは、その後塗装できる面にすることです。塗料をはじかない素材を作り、平滑な面に仕上げるのも必要なポイントになるでしょう。

コーキングの補修と再充填

下地処理としてコーキングも大事な施工ポイントです。シーリングとも呼ばれますがどちらも意味は変わりません。

外壁塗装には欠かせない下地処理!その効果とは?

コーキング部分は、解析剤などが伸縮してぶつからないような干渉部分として弾力を持たせる、そして隙間ができたところを埋める役割の2つがあります。塗装の下になることも多いため、下地処理の段階で施工するのが基本です。

コーキングを再充填する場合には、既存部分をしっかりと取り除く必要があります。残っていると、新しいコーキングが付着しにくくはがれる可能性もあるからです。

コーキングは専門業者が存在するように、高い技術が求められる部分です。ホームセンターなどで市販されているものもありますが、外壁塗装の際には専門業者に施工してもらうほうがいいでしょう。

不陸調整

下地処理には不陸調整も大切です。不陸調整とは、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、凸凹な状態を平らにする意味があります。ピンホールと呼ばれる小さな穴はパテで埋めたり、歪みが出ている部分を紙やすりやベビーサンダーを使って削り平滑にしたりする工程です。

仕上がりとしてみると、不陸調整によって平らな面ができあがります。塗装が仕上がっても凸凹があれば美しくありません。長い目で見れば細かな汚れがたまることもあるのです。劣化の原因も作るため調整が必要といえるでしょう。

小さなことですが、技術の違いが出てくる部分です。

下塗りの工程

下地処理が終われば、いよいよ下塗りに入ります。専用の下塗り剤を使って塗装しますが、とにかく吸い込ませることが大切です。下塗りを吸い込ませることで密着性を高めるとともに、耐久性と色ムラを防ぎます。

リシン壁の場合には、過剰な吸い込みにより色ムラが出る可能性があるため、目止めも必要です。目止め剤と呼ばれる専用の材料を使い、下塗りが正確になるようにします。

優れた下地処理が外壁塗装の質

ここまで見てきて、下地処理が大事なことが見えてきたのではないでしょうか。さらに細かなところまで見ていきましょう。

丁寧な下地処理の重要性

外壁塗装にとって下地処理が重要なことは見えてきたはずです。下地処理をしなければ、汚れや劣化ではがれる可能性がある塗装が原因で、新しい塗装がはがれ落ちるかもしれません。ここからもわかるように、新しい外壁塗装の寿命にかかわります。

塗料にはこれぐらいという寿命があると思います。目安としても大切ですが、下地処理が甘くなればこの性能は生かせません。それどころか著しく短くなる可能性が高くなります。下地処理次第で予想される寿命よりも長く持つかもしれません。付着性能にかかわる問題だからです。

塗装業者の技量によって、外壁塗装の寿命は大きく変わります。シンニッケンのような培ってきた経験も関係しますし、これまでの信頼の部分にも表れるでしょう

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下地処理と塗装仕上がりの関連性

仕上がりとしてみても、下地処理は重要な意味があります。外壁塗装は輝くような美しさが欲しいですよね。これはツヤのあるなしにもよりますが、美しさというところでは変わりがありません。その要因にかかわるところに平滑面があります。

光は反射方向がそろっているときに、輝いて見えます。光があちこちに飛び、乱反射すると色合いも映えません。

たとえば、塗料は樹脂でできています。塗膜が一定でなければ反射率が変わり、輝いて見えません。下地がガタガタになったままでは、塗膜は一定にならず、凸凹で乱反射するのです。これではきれいな仕上がりになりません。

下塗りの下に汚れた部分があったらどうでしょうか。はがれやすい問題もありますが、色が表面に移るかもしれません。細かな凸凹もできることから、平滑にならないため、仕上がりは汚くなります。つまり、塗装の仕上がりを重視するのであれば、下地処理は絶対条件になるのです。

下地処理は外壁塗装業者を選ぶポイント

外壁塗装会社を選ぶポイントはいくつもあります。本当に注目してもらいたいのは、今回のような下地処理の仕事です。ここには大きな理由があります。

外壁塗装の仕上がりは、ごまかしが効く部分が存在するからです。たとえば、下地処理が甘かったとします。最終的な仕上がりにも影響しますが、下手な仕事だったとしても、塗りたての状態はある程度きれいです。見た目だけはごまかせるのが、外壁塗装の業界的な問題点でもあります。

ですが、実は下地処理がうまくいってなければ、仕上げた段階から耐久性に問題があるかもしれません。この状況もすぐに理解できず、数年たって気が付くかもしれません。まったく気が付かず、寿命ですといわれるかもしれないのです。

下地処理は外壁塗装の下塗りのさらに下です。施主としては、ほぼ目にできません。仕上がったら見えない部分だからです。つまり、しっかり施工してくれるかは、信用するしかありません。仮に途中で見ても、それでいいのか正確にはわからないでしょう。

大事なことは、信頼にたる施工です。この判断は簡単ではないですよね。では、どこで見たらいいでしょうか。

確実にいえるのは、実績です。

たとえば耐久性に問題のある仕事をしていたとします。最初の数年はいいでしょう。耐久性はそこまでわからないからです。ですが、10年単位で過ぎていくと、どうもこの会社の外壁塗装は早い段階で再塗装が必要だということが評判からも見えてきます。そうなると、仕事の量は減り、信頼も勝ち得なくなるのです。少なくても15年以上の実績がある会社を選ぶことが大切になります。

もちろん、過去の実績や評判も併せてみなければいけません。耐久性や仕上がりに問題がある施工をしていれば、評判も伴って落ちます。過去の実績を見るだけでも、なにかおかしい点に気が付くかもしれません。特に実際に塗装した家を教えてもらうというのも重要でしょう。

施工例が近くにあれば、見に行ってみるのも方法です。写真はきれいな時期にきれいなところを映します。だれもぼろを出すようなことなどしませんので、問題がわかるはずがありません。

シンニッケンは、これまで多くの実績を積んできました。過去の情報も調べていただければわかります。保証に関しても自信があるからこそです。見えないからこそ下地処理も大切にするのです。下塗りも吸い込ませるだけ吸い込ませますが、予定より増えてもご請求などはしません。これも仕上がりや耐久性に対する自信があるからです。

まとめ

下地処理はとても大切な部分ですが、見えないところでもあり、ごまかそうと思うとごまかせる部分です。ここに問題が出てきます。下地処理が甘い施工は、大きな問題を抱えるからです。

仕上がりを重視した施工であれば、下地処理にとことんまでこだわります。シンニッケンは徹底的にこだわった下地処理からの施工で仕上げます将来的な信頼の部分でもこだわるべき部分になるため、まずはシンニッケンにご連絡ください

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