外壁の補修費用の相場は?工事内容別の目安と安く抑えるコツを解説
最終更新 : 2025.08.23
外壁にひび割れや剥がれを見つけ、「そろそろ補修が必要かも」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外壁補修の費用は、工事内容や範囲によって大きく異なります。
本記事では、工事内容別の費用相場をはじめ、費用を安く抑えるためのコツをご紹介します。
部分的な補修と全体補修ではどの程度費用が異なるのかについても見ていきましょう。

Contents
外壁の補修費用の相場はいくら?
外壁の補修費用は、内容や範囲によって幅広く設定されています。
以下の表では、主な補修内容と費用相場についてまとめました。
外壁補修の費用相場(目安)
補修内容 | 主な症状・工事内容 | 費用の目安 |
ヘアクラック補修(0.3mm以下の細いひび) | 外壁表面の微細なひびをコーキングや補修材で埋める | 約5,000〜20,000円(1〜数ヶ所) |
大きなクラック補修(0.3〜0.5mm以上) | 下地補強+コーキング充填+再塗装 | 約10,000〜30,000円(1〜数ヶ所) |
コーキング打ち替え(部分) | 目地材やサッシ周りの劣化・ひび割れ | 約800〜1,200円/m |
コーキング打ち替え(全面) | サイディング外壁全体の目地交換 | 約50,000〜120,000円(30坪程度) |
外壁の欠損・剥離補修 | モルタルやサイディングの欠け・剥がれ | 約10,000〜50,000円(部分) |
部分張り替え | サイディングや板金の一部を交換 | 約30,000〜100,000円(1〜数枚) |
塗膜剥がれ補修+再塗装(部分) | 防水塗膜の剥がれ・浮き | 約20,000〜50,000円(1〜数㎡) |
外壁からの雨漏り補修 | クラック・目地・防水シート補修など | 約30,000〜150,000円(原因・範囲により変動) |
また、以下の点にも注意が必要です。
- 足場が必要な場合は別途15万~25万円(30坪)程度が加算されます。
- 劣化が進んでいる場合は、部分補修よりも外壁塗装(70万~120万円)や張り替え(150万~)の方が長期的に割安になる可能性があります。
- 補修だけで済むかどうかは、現地調査をしなければ判断できません。

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外壁の補修費用を安く抑えるコツ!使える補助金はある?
外壁補修はどうしてもまとまった費用が掛かりますが、方法次第では負担を軽減することも可能です。
ここでは、費用を抑えるための代表的な手段についてご紹介します。
助成金・補助金を活用する
自治体によっては、「住宅リフォーム助成金」や「省エネ改修補助金」などを利用できる場合があります。
外壁補修だけでは対象外でも、省エネリフォームや耐震改修と組み合わせることで補助が出る可能性も。
ただし、申請期限や条件が厳しいため、事前に自治体へ確認することが大切です。
火災保険で補償をしてもらう
台風や雹(ひょう)など自然災害による外壁の損傷は、火災保険で補償される可能性があります。
自己負担ゼロで補修される場合がありますが、経年劣化は対象外になるため注意が必要です。
リフォームローンを活用する
手元の資金が不足している場合は、リフォームローンを利用する方法もあります。
分割で支払えるため負担を分散できますが、金利分の支払いが増える点に注意しましょう。

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費用節約のためにDIYで外壁補修するのはアリ?
軽度な補修であればDIYでも対応できますが、初心者にはおすすめできません。
材料費だけで安く済ませられるのは魅力的ですが、仕上がりや耐久性に大きな差が出るため、最終的に専門業者へ依頼しなおすケースも少なくありません。
外壁補修をDIYした場合と業者に依頼した場合の費用の目安 比較表
補修規模・内容 | DIY費用の目安 | 業者依頼の費用目安 |
小規模(ひび割れ数cm~数十cmの補修) | 3,000〜10,000円 | 15,000〜50,000円 |
中規模(外壁の一面や部分張り替え・補修) | 10,000〜50,000円 | 80,000〜200,000円 |
大規模(全面補修・塗り替え) | 50,000〜150,000円以上 | 800,000〜1,500,000円 |
※相場は2025年時点のものです。
小規模な補修の場合、DIYと業者依頼では数千円から数万円の差が見られます。
後から業者に依頼しなおす必要が出てきても、費用的に依頼しやすいと感じる方も多いでしょう。
一方、大規模な補修になると、DIYと業者依頼の差は何十万~何百万円にも及びます。
だからといって安易にDIYを選ぶのではなく、長期的に見て建物をしっかりと守れるよう、最初から業者へ依頼することも視野に入れておきましょう。
規模が大きな補修になるほど、業者依頼の費用は跳ね上がります。
自治体の助成金について相談に乗ってくれたり、分割払いに対応してくれたりする業者もあるため、複数の業者に見積もりをとって比較することが大切です。
DIYと業者依頼のメリット・デメリット比較
項目 | メリット | デメリット |
DIY | 材料費だけで安く済む軽度なひび割れやコーキング補修なら挑戦しやすい | 高所作業や広範囲は危険仕上がりが劣る可能性あり耐久年数が短くなる傾向 |
業者依頼 | 仕上がり品質や耐久性が高い保証付きの施工が多い足場や安全管理も任せられる | 小規模でも出張費や人件費で高額になりやすい |
両者のメリットとデメリットを比較すると、DIYは費用が安い点、業者依頼は耐久性が高い点が魅力的です。
とはいえ、経験の少ない方の場合は特に、DIYを行うデメリットを重視するべきだといえるでしょう。
納得のいかない仕上がりになったり、早い段階で再度劣化してしまったりする可能性を踏まえ、最終的には専門業者へ依頼するのが安心です。

外壁の補修をご検討されているならシンニッケンまでご相談ください!
外壁塗装や補修は、単に家の見た目をきれいにするだけでなく、建物を守るために欠かせない大切なメンテナンスです。
外壁補修を依頼する業者を探している方は、ぜひシンニッケンへご相談ください。
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→施工後も定期的な点検や保証制度を完備
外壁補修は劣化が進んでから行うよりも、早めに相談しておく方が結果として費用を抑えられます。
気になる症状が少しでもある方は、一度シンニッケンにて専門家の診断を受けてみてはいかがでしょうか。

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まとめ
外壁補修の費用は、内容によって数千円から数百万円まで幅があります。
住まいを長持ちさせるためにも、補助金や火災保険の利用を検討しつつ、信頼できる業者に相談し計画的に補修を進めましょう。